イルミハール
96 ニッヤを心でします。さらに心のニッヤをしながら、口に出して も言えます。ニッヤを心でせずに口だけでするとニッヤとして認めら れません。イマーム・ラッバーニ(イスラーム学者)が次の通り言い ました:「口だけではニッヤにはなりません。大勢の人が口だけでニッ ヤをして、心でのニッヤを忘れています。こうして礼拝前のファルド の 1 つである心でのニッヤがなくなって、礼拝が有効になりません。 したがって、ニッヤを口ではなく、心でする必要があります。ファル ドやワージブの礼拝の場合には、どの礼拝をするかを必ず意識して ニッヤをする必要があります」 19 。例えば、「今日のファジュルの礼拝 を」、「ジュムアの礼拝(金曜礼拝)を」、「ウィトルの礼拝を」、又は「イー ド(バイラム)の礼拝を」などと意識してニッヤをします。 しかし、ナーフィラの礼拝の場合は礼拝することの意識だけで充 分です。 礼拝中のファルド(ルクーン) 礼拝中のファルドは6つです。 1.始まりのタクビール 2.立つこと 3.クルアーンを唱えること 4.ルクーをすること 5.サジダをすること 6.礼拝の最後に座ること 始まりのタクビール 礼拝中のファルドの 1 つ目は始まりのタクビールです。つまり、 「アッラーフ ・ エキベル」と言って礼拝を始めることを表します。タ クビールを唱える際、アッラーフという単語の中、「 ア 」 の音を伸ば 19 ムクトゥーバートゥ・イマーム・ラッバーニー、1/m.186
RkJQdWJsaXNoZXIy NTY0MzU=