イルミハール

196 ル(神の赦しを求めること)、ALLAH(s.w.t.)を畏れて後悔の念で 流す涙で取り除かれます。 人間とは、生まれつき清らかにそして素晴らしく創造されました。 私たちの預言者ムハンマド(s.a.w.)は、人間の心がもともと鏡のよ うに清らかに創造されたことを明らかにされている。人がもしその心 を疑い、杞 き ゆ う 憂、反 は ん い 意、悪 あ く い 意、遺 い こ ん 恨、復讐、嫉妬といった陰 いんしつてき 湿的な感情 で汚してしまえば、その人は恐ろしい病気にかかったことになります。 もしこの病から救われることができないのなら、(ALLAH がそのこと から私たちを守りますように)その人の行 いきさき 先は地獄(ジャハンナム) です。この病気からの救済策はタウバやイスティグファールをすると 共に心から悪意や悪感情を取り除き、後悔の涙を流すことです。 人間は罪の汚れから清潔になるためタウバやイスティグファール し続ける必要があります。特に夜中やセヘル(ファジュルの時間帯に 入る前の時間)の時間に礼拝したり、サラワート・シャリーファやドゥ アーを唱えて ALLAH(s.w.t.)の赦しを求めるべきです。 望みを失うことは正しくありません 「良い行いを沢山したから私はジャンナ(天国)を勝ち取った」な どといった信念や考え中、ALLAH(s.w.t.)のガダブ(怒り)から自 分は救われていると確信することはキュフル(信仰を否定すること) です。それと同様に「私はこれだけの罪を犯し、地獄の端から端まで 引きずられるようなものだ。私にはもう救いなどはない。」と望みを 失うこともキュフル(信仰を否定すること)です。私たちの預言者ム ハンマド(s.a.w.)が:「ムゥミン(信仰した者)は希望と恐れの間 にいなければならない」とおっしゃいました。信者は ALLAH(s.w.t.) の慈悲に望みをつなぐとともに自分の欠点を考えて恐れます。つまり、 「1人だけがジャンナ(天国)に入れる」と言われた場合、「その1人

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