イルミハール
193 クルバーン(犠牲) クルバーンとは、ALLAH(s.w.t.)に近づくため、イバーダ(崇拝) のニッヤでクルバーン祭(犠牲祭)に羊やヤギ、牛、ラクダのどれか を 1 頭を屠 と さ つ 殺 する(屠る)ことです。 サダカトゥル・フィトゥラがワージブであるムスリムにはクルバー ンもワージブです。つまりニサーブに相当する財産を所有する、自由 である、旅行者ではない全てもムスリムにワージブです。 クルバーンは、それを屠る人の身の代わりに屠られます。 ALLAH(s.w.t.)のリダー(満悦)を得るため純 じゅんしん 心に屠られたクルバー ンから流れた最初の血とともに、それを屠ったムスリムの罪が赦され ると言われました。 クルバーンを屠る時期 クルバーンを屠る時期は、クルバーン祭(犠牲祭の)1 日から 3 日までです。しかし、1 日目に屠るのが一番良いとされています。 クルバーンの屠り方やニッヤ クルバーンとして屠られる動物は、ダメージを与えることなくキ ブラ向けて寝かされます。3 回「アッラーフ・エキベル・アッラーフ・ エキベル・ラー・イラーヘ・イッラッラーフ・ワッラーフ・エキベル・ アッラーフ・エキベル・ウェリッラーヒル・ハムドゥ」とタクビール を唱え、次のようにニッヤをします。 「ALLAH よ!私のこの体はあなたに対し大いに過ちを犯し、あな たに逆らいました。私は赦しを受けるために本来ならこの体をクル バーンにする必要があります。しかし、あなたはシャリーアにおいて 人を屠ることを禁じられたので私の体の代わりにこの動物をクルバー
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