イルミハール

165 葬儀の礼拝(サラート・ジャナーザ) 葬儀の礼拝は亡くったムスリムのため、ドゥアー(願い事)とし てファルド・キファーヤです。 葬儀の礼拝が出来るため、以下の条件が必要です。 1.亡くった者がムスリムであるごと。ムスリムであることが不明 な者の葬儀の礼拝は行われません。 2.亡くなった者の遺体が洗われて、清潔なカファン(布)に包ま れたこと。 3.遺体がイマームやジャマーア(集団)の前にあること。 4.遺体の全体又は半分以上が存在すること。もし遺体の大部分が なくなっていたり、半体でも首が無い場合は礼拝が行われず、洗いま せん。布に包んで埋葬します。 葬儀の礼拝の仕方 葬儀の礼拝は 4 つのタクビールやキヤーム(立つこと)で行われ ます。この礼拝にルクーやサジダがありません。 イマームは遺体の胸の位置にあたるように遺体を前にして立ちま す。ジャマーア(集団)がイマームの後ろに並びます。ジャマーアに 死者が男性又は女性であることを知らせて、性別によってニッヤをし ます。 「ALLAH(s.w.t.)のため礼拝に、死者のためドゥアーに、男 性(又は女性)のニッヤでイマームに従います」 と心からニッヤをし て、イマームの後にタクビールをします。最初のタクビールで両手を 耳の高さまで上げて、その後腹の下で結びます。スブハーネケを 「ウェ ジェッレ・セネーウケを含めて 」唱えます。 次に両手を上げずタクビールを唱えます。イマームは声を出して タクビールを唱え、ジャマーアは声を出しません。 「アッラーフッメ・

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