イルミハール
153 忘れ(間違い)のサジダ(サヒウのサジダ) サヒウのサジダとは、礼拝中に忘れたりうっかりしていたことで 生じた間違い(不足分や余分)を正すために必要となるワージブであ るサジダです。 サヒウのサジダが必要になる事柄 サヒウのサジダは、礼拝中にあるワージブを行わなかったり、行 うのが遅れた場合、ファルドであれば行うのが遅れた場合必要となり ます。ファルドを行うのを忘れた場合、サヒウのサジダでは十分では なく、その礼拝自体のやり直しが必要です。 礼拝中のスンナを忘れた場合、サヒウのサジダが不要です。 礼拝中に、自分が聞こえるほどの声で唱えるべきところをはっき りと声出して唱えた場合、ウィトルにクヌトゥを唱えるのを忘れた場 合、又は 4 ラカートの礼拝で 2 ラカート目に座るのを忘れた場合な どに サヒウのサジダ をします。こうして不足は補 おぎな われ、誤りは修正さ れたことになります。 サヒウのサジダの仕方 サヒウのサジダが必要になった場合、最後に座ったとき、 「エッテ ヒッヤートゥ」 を唱えてから右側と左側にサラームして「 アッラーフ・ エキベル」 と言って、2 回サジダをします。 2 回目のサジダの後座って 「エッテヒッヤートゥ、アッラーフッメ・ サッリ、アッラーフッメ・バーリキ、ラッベナー」 を唱えて、サラー ムをします。 サヒウのサジダをするのはイマームである場合、右側だけにサラー ムしてからサヒウのサジダをします。
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